会長講演
会長講演では、小竹久実子会長より、「日本の在宅看護の歴史は奈良から…」と題しまして、古くは聖徳太子や光明皇后の時代から、現代にまで通じるケアリングのこころのお話を交えながら、本研究会設立の経緯や活動について、お話しいただきました。また、平成28年度から、奈良県立医科大学でスタートした、年次在学中から就業後4年間に渡る6年間の教育プログラム「在宅看護特別教育プログラム」や、奈良県に特化した在宅医療ネットワークの一環としての、病院と地域の看護師の交換留学制度に関する構想について、お話いただきました。また、平成28年度から、奈良県立医科大学でスタートした、年次在学中から就業後4年間に渡る6年間の教育プログラム「在宅看護特別教育プログラム」や、奈良県に特化した在宅医療ネットワークの一環としての、病院と地域の看護師の交換留学制度に関する構想について、お話いただきました。
シンポジウム「食べるを支えよう!」
シンポジウムは、「食べるを支えよう!」をテーマに、さまざまな職種の方々から、その人の望む「食べる」に向けた日頃の取り組みや、課題と感じることについてご発表いただきました。参加者の皆さまとのディスカッションも活発に行われました。
研究発表・事例検討
お昼休憩をはさんで、午後は4名の方からの研究発表を行いました。今回の発表者は、学生、訪問看護師、看護協会職員など、さまざまなお立場から、普段の成果をご発表いただきました。最後のプログラムである事例検討では、訪問看護に携わっている2名の方から提示された、認知症の方や難病の方へのケアを行う中で感じた難しさや迷いのご経験をふまえて、会場全体で地域でよりよく生きることの実現するにはどうしたらよいかを考える機会となりました。
今後、年に1回のペースで開催し、本研究会会員だけでなく、奈良県に暮らす皆さまとの交流の機会にしていきたいと考えております。
ご興味・ご関心にある皆さまのご参加を、お待ちしております。